韓国語を勉強していて韓国のネットをよく見るけどわからないネットスラングがたくさんある?
韓国人がSNSなどでしょっちゅう使っているけど辞書に載っていない言葉がある?
このブログで韓国の若者がたくさん使っている流行語や新造語をシリーズでまとめているので、参考になれば嬉しいです。
마상 マサン
「 마상 マサン」とは、’心‘を意味する’마음‘ + ‘傷‘を意味する’상처‘ =’마음의 상처‘ つまり、心の傷という意味です。
誰かの言動や行動によって自分の心が傷つけられたり寂しい思いをしたときに使います。
‘마상 입었다‘ (心に傷を負った)とも使いますが、最近は ‘마상..’ だけの使い方もよく見かけます。
例えば、” 불친절한 창구 직원의 태도에 마상.. (不親切な窓口職員の態度にマサン)”とか、
“식당에서 아기가 잠깐 울었는데 얼굴 찡그리고 째려보는 사람들 때문에 마상 (レストランで子供が一瞬泣いただけでしかめっ面で睨んでくる人たちにマサン)”
などの使い方ができます。
발작버튼 バルチャクボタン
「 발작버튼 バルチャクボタン」とは、病気の症状が急激に起こることを意味する’発作‘の韓国語 ‘발작‘ + 押すことによって動作するスイッチの一種の’ボタン‘の韓国語 ‘버튼‘ の造語です。
つまり、怒りのスイッチという意味ですね。
日本の表現だと”地雷を踏む“に近いかもしれません。
“발작버튼을 누르다” とは怒りのスイッチを押すという意味で、相手の敏感な、絶対触れてはいけないところに触れてしまって、相手が発作のように怒り狂ってしまうことです。
そういうときにネットのコメントなどでは “발작버튼 눌렸네 ㅋㅋ(バルチャクボタン押されたww)
とあざ笑われる場面をよく見かけます。
냅다 ネプタ
「 냅다 ネプタ」は、とても速くて力強く勢いがある様子を意味していて、韓国で最近たくさん使われている言葉です。
私の感覚的には、「前後のことは差し置いて、いきなりとある行動を起こしたり、突っ走ったりする」ニュアンスで使われている感じがします。
‘ぶん殴る’や ‘突き飛ばす’の「ぶん・ぶっ〇〇」「突き〇〇」のように「行動を強調する」ニュアンスも感じます。
“할인하길래 냅다 질렀어요 (セールしてたのでネプタ買っちゃいました)”
“영어를 못하는 이유는 이해없이 그냥 냅다 암기만 하니까(英語ができない理由は理解しようとせずネプタ暗記するだけだから)”
このような感じで使うことができます。
내돈내산 ネドンネサン
「 내돈내산 ネドンネサン」とは、’내 돈 주고 내가 산 물건‘の頭文字をとった言葉で、 自分のお金で直接買ったものを意味します。
インターネットやSNSの発達によって、企業が自社製品の広告のためにインフルエンサーたちに無料で製品を配ったり、広告料を支払ってレビュー作成を頼んだりすることが増えています。
その為、企業案件の製品に対して客観的で率直な感想をレビューすることが難しくなり、レビューに見せかけた広告が溢れかえるようになり、消費者の信用を失っています。
日本でいう「ステルスマーケティング」ですよね。
最近はその対策として、企業案件でないことをはっきり示すために、タイトルや本文に’ネドンネサン’というフレーズを加えることになりました。
‘ネドンネサン‘というフレーズがついているレビューだと、消費者は”企業案件ではないから、本当の率直なレビューが見れるのでは?”と期待できるわけです。
찰떡 チャルトク
「찰떡 チャルトク」は本来もち米で作ったもちもちした食感のお餅を意味します。
それとともに「ぴったり」という意味を持つ言葉としても使われています。
「찰떡이다 チャルトクイダ」というと、とある状況や雰囲気にふさわしかったり適切という意味になります。
“술안주로 찰떡이다 (酒のつまみにピッタリだ)”
“웜톤에게 찰떡인 립 (イエベにピッタリなリップ)”
쌉 サプ
「 쌉 サプ」とは強調の意味で使われる’完全に‘という意味の接頭語です。
サプは自分の気分や状態を表す言葉の前にくっつけて使用し、多くポジティブな意味で使われています。
本来は「シプ」でしたが、こちらは俗語で番組放送などで使えないので代わりにサプに代替して使うようになったという話があります。
サプは「SSAP」のようにローマ字で使用する場合もあります。
個人的には日本語だと「全然」に近いのではないかと思います。
そして少しニュアンスは違いますが、後の単語を強調する表現という意味では、「ド〇〇」みたいな感じでもあると思います。
<쌉가능 サプカヌン:完全に可能、全然可能、めっちゃ簡単、余裕などなど、、>
最近はこのサプカヌンという言葉をネットでよく見かける気がします。
まとめ
参考になりましたでしょうか?
他にも”わからない””知りたい”韓国語があればぜひ教えていただきたいです。
韓国のネットスラング・流行語・新造語について他にも紹介していますので、興味ある方はぜひみて見てくださいね。
コメント