韓国人の私が初めて日本に来たとき、自分の国との文化の違いで驚いたことがいくつかあります。
それで逆に日本の方が韓国を訪れた際も、文化の違いなどで驚くことがいろいろあると思いますので、この記事では私の経験をもとに、日本人が驚く韓国の文化についてお話ししたいと思います。
トイレ以外の場所でトイレットペーパーを使う
日本人を含めて外国人観光客が韓国のローカルなお手頃な価格の飲食店を訪れたら、びっくりすることの中の一つが、食事をするところにトイレットペーパーが置いてあることだそうです。
トイレとペーパーはトイレのためだけに作られたものであるのでみなさんは「トイレットペーパー=トイレ(汚い物のイメージ?)」があるのかもしれないですが、韓国で生まれ育った私は日本に来るまでトイレ以外の場所でトイレットペーパーを使うことがおかしいと全く思っていませんでした。
なぜなら、子どもの頃からずっとお家の中で普通に箱ティッシュではないトイレットペーパーを使って来たからです。「顔周り、手を拭く=箱ティッシュ」「トイレの後=トイレットペーパー」ということではなく、「なんでも拭く=トイレットペーパー」でした。
理由は私もよくわからないのですが、単純に箱ティッシュよりトイレットペーパーのほうが安いからだと思います。
今でも私が韓国の実家に帰ったら家の中そこらじゅうにトイレットペーパーが置いてあります。
電車やバスの中で電話をする
日本で電車やバスに乗っているときにはあまり見ることがないけど、韓国ではよく見られるのが携帯で電話をしながら乗っている人です。
日本では公共交通機関の中で電話をするのは周りの人に失礼なことになりますが、韓国では特にそのような印象はなく、電車やバスの中でも長電話をしている人をよく見かけます。
しかし、だからといって韓国人のみんながみんな公共交通機関の中で電話をする行為を気にしないわけではないです。大声での長電話はもちろん同乗している人に不快感を与えます。
私は以前、韓国の市内バスの中で大声で長電話をしていた女性に少し離れた席に座っていた男性が「うるさくてしょうがない」と怒鳴る光景を見ました。その女性は恥ずかしそうにして次の駅で降りていきました。
日本の電車などの公共交通機関ではこういう光景はほとんど見かけませんが、電話声よりもうるさい大声で喋っている人たちをたまに見かけます。同乗者同士で大声で喋るのはOKで電話はダメなのか?と外国人の私は疑問に思ったりもするのですが、やはり電話でも大声の会話でも、他人の迷惑にならないために公共の場での最低限のマナーは守ってほしいですね。
友達同士の距離感
私は以前、日本人の知人に「海外留学で友達になった同性の韓国人に体を触られてびっくりしたことがある」という話を聞きました。
しかし、その同性の韓国人は日本人の知人に特に気が合ったわけではなく、ただ友達として親しみの意味を込めたスキンシップだったようです。
このように外国人によく勘違いされるのが、韓国人の友達同士の距離感です。
韓国では女の子同士で手を繋いだり腕を組んだりしながら歩く光景をよく見かけますし、男の子同士でも肩を組んだりするようなスキンシップをすることが多いです。
私は日本で住み始めてから韓国人同士の距離感が特に近いことに気づいたんですが、今では日本の距離感に慣れているので、たまに韓国のテレビ番組を見ると親しい関係の男同士のタレントが肩に寄りかかったりしているのを見てその距離感にびっくりしてしまいます。
都心から近い山が多い
私が東京に初めて住んでから不思議に思ったことの一つが、近くに山が全くなかったことです。
韓国では首都圏に住んでいたのですが、実家の周りも山で囲まれていて、ソウルに行っても常にいろんなところから山を見ることができたので、不思議に思いました。
韓国は国土の70%を山地が占めていると言います。日本も山は多いですが、韓国に比べて国土の面積が広いせいか都心から山がはだいぶ離れている印象を持ちますが、韓国では都心や観光地からでもバスや地下鉄を利用すれば数十分で山に行くことができます。
というわけで、韓国では散歩がてら山に登ることができます。私も前回韓国に帰ったとき、ソウルにある山に登りました。いくつかコースあって初心者でも1時間〜2時間で頂上まで登れる高さの山です。
ちなみに、山から降りた後、入り口付近では空気で靴の土をはらえるマシーンが置いてあってとても便利です。
まとめ
以上、韓国人の私が個人的に思った、日本人を含め外国人に驚く韓国の文化についてご紹介しました。
みなさんいかがでしたか?
韓国を訪れたことがある方は共感できましたか?
まだ韓国に行ったことがない方は、今度機会があったらぜひ見つけてみてくださいね。
他にも日本と韓国の文化の違いについてご紹介しておりますので、ぜひ読んでみてくださいね。
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