韓国コスメが大好き!でも、商品説明に出てくる「トナー」や「アンプル」って、日本の化粧品と同じ意味?と疑問に思ったことはありませんか?
実は日本と韓国では、同じようなアイテムでも呼び方や役割に違いがあったりするんです。
この記事では、日本人がよく使う「化粧水」や「美容液」を例に、韓国語での呼び方や考え方を整理しました。
これを知っておけば、韓国コスメを買うときに迷わず、自分に合ったアイテムを選べるようになると思います!
스킨케어 / 기초(スキンケア)
토너(化粧水)
日本の「化粧水」と韓国の「토너[トノ](トナー)」は、似ているようで実は役割が違うところがあります。
日本の化粧水
- 目的:肌に水分を補給し、うるおいを与えることが中心。
- 使い方:洗顔後に最初に使って、乳液やクリームでフタをする流れ。
韓国のトナー
- 目的:角質ケア+次のスキンケアの準備。
- 特徴:最近のものはAHA・BHAなど角質ケア成分が入っていることが多い。
- 使い方:「拭き取り化粧水」や「パッドタイプ」として使うことも多い。
つまり、
日本の化粧水:水分補給・保湿が主役で、うるおいを与える入口
韓国のトナー:角質ケア・pHを調整し、次のステップの準備
という感じになります。
同じ「化粧水」ポジションでも、使い方や目的によって違いがあるのが面白いですね!
最近よく聞く「닥토」「팩토」とは?
韓国で最近よく聞くのがこの「닥토」「팩토」という言葉です。それぞれの意味を見てみましょう。
- 닥토 [ダット]:「닦다(拭く)」+「토너(トナー)」の頭文字を取ってつなげた言葉で、つまり、「トナーで顔を拭き取ること」です。
- 팩토[ペット]:「팩(パック)」+「토너(トナー)」の頭文字を取ってつなげた言葉で、つまり、「コットンにトナーを含ませてパックすること」です。

세럼, 앰플(美容液)
皆さんの中で、韓国コスメ, K-beautyに興味がある方は、美容液の中でも「〇〇セラム」や「〇〇アンプル」という名前がついて販売されてる商品を目にしたことあると思います。韓国の美容液は、日本以上に種類分けが細かいのが特徴です。
それでは、その「セラム」と「アンプル」の違いは一体なんでしょう?
韓国の세럼(セラム)と앰플(アンプル)の違い
- 세럼[セロム](セラム):美容成分の濃度が比較的高い美容液で、保湿・毛穴・エイジングなど目的別に幅広く使われます。
- 앰플[エムプル](アンプル):セラムよりもさらに高濃度の美容成分が配合され、集中ケアに特化した美容液です。
- 一般的な美容成分濃度(低→高):エッセンス < セラム < アンプル
日本の「美容液」と韓国の「セラム・アンプル」の違い
韓国では美容液を「エッセンス」「セラム」「アンプル」と呼び分け、成分濃度や用途ごとに細かく区分していますが、日本は「美容液」という言葉で一括りにされることが多いようです。
つまり、
日本:美容液=一括り
韓国:エッセンス、セラム、アンプルと細かく区別
という違いになります。
클렌징(クレンジング)
폼 클렌저 / 클렌징 폼(폼클)(洗顔フォーム)
日本語でいう「洗顔フォーム」。これを韓国では「폼 클렌저[ポムクレンジョ]もしくは、「클렌징 폼 [クレンジンポム]」と言います。
そして「폼 클렌저[ポムクレンジョ]をさらに略して、「폼클[ポムクル]」と言います。
これらは名前に「クレンジング」と入っていて紛らわしいのですが、メイク落とし機能がないのがほとんでで、主な役割は洗顔です。
メイク落としは別で「クレンジングオイル」や「クリーム」を使い、その後 폼클 で洗うのが一般的です(ダブル洗顔)。
つまり「폼클 (폼 클렌저)」は 洗顔専用 と覚えておくと安心です。

립/아이 리무버(ポイントメイク落とし)
- 「アイメイク落とし」= 아이리무버[アイリムボ]
- 「リップ&アイメイク落とし」= 립&아이리무버[リプ&アイリムボ]
韓国ではポイントメイク落としには「리무버(リムーバー)」という言葉を使うのが特徴です。
베이스 메이크업(ベースメイク)
선크림(日焼け止め)
韓国では日焼け止めを「선크림[ソンクリム] ](suncream)」と呼びます。
最近はクリーム以外にもセラムやスティックタイプがあり、名前も サンセラム / サンスティック と呼び分けられます。
このように「선(ソン)+〇〇」という名前がついた商品は基本的に日焼け止めの役割を持っています。
톤업 크림(トーンアップクリーム)
「톤업 크림[トンオプ クリム]」は、肌をワントーン明るく見せるためのクリームです。
韓国では日焼け止め+トーンアップの機能が一緒になった商品も多いです。
메이크업 베이스 / 프라이머(化粧下地)
日本でいう化粧下地は、韓国では主に「메이크업 베이스[メイクオプベイス]」「프라이머[プライモ]」があります。
메이크업 베이스 と 프라이머 の違い
- 메이크업 베이스(ベース):肌の色ムラを整える・ファンデのノリや持ちをよくする目的。トーンアップやカラーコントロール効果が高い。
- 프라이머(プライマー):主に毛穴や肌の凹凸、小じわなどをカバー、メイク崩れ防止に特化した化粧下地。皮脂やテカリ防止効果も高い。
日本の「化粧下地」と韓国の메이크업 베이스, 프라이머の違い
日本の化粧下地はこの2つの機能をまとめていることが多く、オールインワン処方が主流です。
韓国は「ベース」「プライマー」で機能を分けて、目的に応じて使い分けるのが一般的です。
なお、日本の化粧下地は肌悩み全般を一度に簡単にカバーできる、オールインワン処方も人気ですが、
韓国ではパーツごとにベース+プライマーと使い分けて仕上がりをコントロールするケースが多いです。
その他の韓国メイク用語
- 메이크업 픽서[ピクソ]:メイクキープミスト
- 블러셔/블러쉬/치크 [ブルロショ/ブルロシ/チク]:チーク
- 아이라이너(아라)[アイライノ]:アイライナー(略して「아라[アラ]」)
- 하이라이터(하라)[ハイライト]:ハイライター(略して「하라[ハラ]」)
- 뷰티 디바이스[ビュティディバイス]:美顔器
まとめ
韓国コスメは、呼び方や考え方が日本と少し違うのが特徴です。
- 🇯🇵「化粧水」=水分補給 / 🇰🇷「토너(トナー)」=角質ケア+土台づくり
- 🇯🇵「美容液」=一括り / 🇰🇷「에센스(エッセンス)/세럼(セラム)/앰플(アンプル)」と細分化
- 日本の「洗顔フォーム」は韓国では「폼클렌저(폼클)」と呼ぶ。メイク落としとの兼用が基本。
- 日焼け止めは、「선크림(サンクリーム)」と呼ばれる。
- そのほかにも、アイライナーは、「아라(アラ)」、ハイライターは「하라(ハラ)」と略語で呼ばれることも多い。
違いを知ると「韓国コスメって奥深い!」と感じられ、選ぶのももっと楽しくなります。
これから韓国コスメを試したい方や、現地で買い物する予定のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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